トラブル9 |
実家の墓への拘り
松元町に住むYさんは最近体調が良くなく、年齢的にも弱気になってきていて、死後のことを真剣に考え始めるようになりました。そんな時市内の霊園業者から「特許を取っている納骨堂」を見学してみないかと誘いがあり、Yさん夫婦と娘さんと3人で見学に行きました。奥さんと娘さんは花を上げなくてよく、永代管理供養制度のあるこの納骨堂が気に入りましたがYさんの様子が煮え切りません。実はYさんの実家の墓が市内の坂元墓地にあり、Yさんはそこに入りたいのです。Yさんの両親は既に亡くなり、今その墓にはYさんの姉夫婦の子供が入っていることもあり、墓の近くに住む姉夫婦が見ています。しかし、姉夫婦には跡を継ぐ子供が他に無く、行く行くはYさんに墓を継いでもらいたい、自分たちの骨も見てもらおうともくろんでいます。その夜Yさん家族は議論になりました。
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