お墓の知識17

永代経

 

永代管理とどう違うか

 霊園によっては、「永代管理契約」を締結し、30〜50年間分の永代管理料を前納すると、その期間はお墓を雑持管理してくれ、その後に合葬されます。

お寺の永代経は、お墓の中に入っているお骨維持管理とは関係がなく、お墓の跡継ぎがいなくなれば境内墓地のお墓でも取り壊され、お骨は無緑墓に合葬され無縁仏になります。

永代経とは、“永代読経(えいたいどっきょう)”の略で、「末永く(永代に)お経が読まれる」という意味です。そこからまた「お寺が存続し、み教えが繁盛し続けるように」という願いが込められた意味にもなります。つまり、(1)お寺が護持されること(2)そこで子や子孫が代々にわたってみ教えを聞き慶ぶこと- この二つが「永代経」の心だと言ってよいでしょう。故人への供養とは関係ありません。 

 

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