お墓の知識7

墓石の刻字

 

 

竿石

 仏教では竿石を「仏石」とも言い、仏の位の石で、本来「南無阿弥陀仏」、「南無妙法蓮華経」や法名(戒名)などの仏文字以外を刻むことは出来ません。
 家名は上台、花立、門柱などに彫ります。

 

建立者名

 建立者は祭祀を主宰する初代の人の名を刻みます。祭祀の主宰者は一人と決まっていて、兄弟、夫婦、親子など連名にするのは間違いです。建立費用の負担者のモニュメントは墓所の片隅に別に建てます。

 

銘碑

 竿石に家名を刻むことが多くなった現在、故人の俗名や法名(戒名)は銘碑に刻字するようになり、銘碑が「仏石」の位に代りました。
 銘碑は一番位の高い石ですから、他の部分より上等の石を使います。
 鹿児島では法名(戒名)を刻む習慣がないため、墓石に仏石がなく、銘碑も単なる附属品的に考えられているようです。

   

 

碑文には仏語を入れる 最近は家名を入れる場合が多いが   本当は正しくない

 

鹿児島は銘碑にも俗名しか書かない場合が多い

 

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